11月28日第4回セミナー

■日独交流セミナーに参加して

 第1章 序論
 第2章 本論
   第1節 交流のコツ
   第2節 ドイツの現状
   第3節 ドイツYHの現状
   第4節 セミナーについて
     11月26日オリエンテーション
     11月26日ビーネフェルトYH
     11月27日第1回セミナー1
     11月27日第1回セミナー2
     11月27日第2回セミナー1
     11月27日第2回セミナー2
     11月27日ヒルデさん宅訪問
     11月28日ビーネフェルトYH見学
     11月28日第3回セミナー
     11月28日第4回セミナー
     11月28日ドーン氏挨拶
     11月28日デットモルド市長
     11月29日ドレスデンYH到着
     11月30日第5回セミナー
     11月30日日独討論会
     11月30日バロック宝庫訪問
     11月30日第6回セミナー
     11月30日ドレスデンYHの見学
     11月30日ドレスデンの歴史ツアー
     12月01日バウツェンを訪問
     12月01日YHにて昼食
     12月01日ゼンパーオペラ訪問
     ドイツにおけるガイドの問題点
     12月02日フラウエンシュタインYH
     12月02日ザイダYHへ
     12月03日ザイフェン(Seiffen)訪問
     12月03日グトゥルン・シルマン

 第3章 結論

11月28日第4回セミナー

 11月28日第4回セミナー
 2000 - 2007年指導者セミナーの見直し

 このセミナーも、あまり意味のないセミナーでした。

 指導者セミナーの見直しと言われても、こちらは生まれて初めて日独青少年指導者交流事業に参加したわけで見直しも何もあったものではないからです。次回から、こういう意味のないセミナーに時間を消費することは止めた方がいいと思います。とは言うものの、このセミナーでも興味深い事実を知ることができましたから私にとっては興味深かったセミナーでした。以下は、ザビーネさんのプレゼンの内容です。

 まず日独青少年指導者交流事業は、1972年からスタートし、日本ユースホステル協会およびドイツユースホステル協会が参加したのは、1976年からだそうです。つまり政府事業の一環として行われた国際交流事業だとのこと。にもかかわらず、ドイツでは政府が全額資金を出してないというのが驚きでもありますが、逆にドイツでは、ドイツユースホステル協会に建築費などの様々な補助金をユースホステル協会に出していますから、日本と一緒くたにはできません。

 ところで日独青少年指導者交流事業は、1972年から2005年までは、同じスタイルをとっていました。これが2007年から別のスタイルに代わろうとしています。2006年のスタイルは、過渡期のものになります。

 では、2005年までのプログラムはどうであったかと言いますと、ABの2つのグループに分けて行いました。Aグループは、テーマを決めて国際交流事業を行い自国の仕事に還元する。Bグループは、ユースホステル協会などの団体が相手国の同様の団体と直接連絡しあって国際交流事業を行うものでした。そして目標として、

 ・仕事に刺激を与える
 ・政策的には両国の交流を深める
 ・一人一人の異文化能力を引き出す

という効果をねらっていました。具体例として2003年には両国が同じテーマをもって国際交流事業を行うということも行ってきました。

 問題は2007年の日独青少年指導者交流事業をどうするか?とザビーネさんは言います。子供たちを対象としたプログラムの提案、文化ユースホステルの提案をテーマとして考えているそうです。マネージャーや理事を含めて6人をメンバーに、2007年10/8〜11/21でどうかと日本ユースホステル協会に日程の打診をしてきました。 

 また、ザビーネさんは、日独青少年指導者交流事業の意義として、異文化を体験することによって、自国の文化を発見できることを強調していました。例えば、国際交流事業で日本に行った人の例として、帰国すると信じられないくらいにドイツ人が礼儀正しくなっていることなど。日本の文化を体験することによってドイツの文化をあらためて再発見すると語りました。

 最後にザビーネさんが強調していたことは、この日独青少年指導者交流事業は、持続性がなければいけないとのこと。途中で止めては意味が無く、20年でも30年でも続けていかなければならないとのこと。

 ちなみに、この「持続性」という単語は、いたるところでも繰り返されました。ドイツユースホステル協会にとって「持続性」という言葉は、とても大切な意味をもっていることは、国際交流事業を全て終わった頃には嫌と言うほど意味を理解することになります。この「持続性」こそ、彼らを理解するキーポイントになりそうです。
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