■日独交流セミナーに参加して
第1章 序論
第2章 本論
第1節 交流のコツ
第2節 ドイツの現状
第3節 ドイツYHの現状
第4節 セミナーについて
第3章 結論
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第3章 結論
ざっと2006年の日独青少年指導者交流事業を体験し、そして振り返って思ったことを簡潔に述べて結論とします。
@国際交流事業は人を作る事業である。
Aそのためには支援のためのメーリングリストやHPや交流協会があった方が良い。
B過去における日独青少年指導者交流事業の成果は限りなく大きい。
C特にザセクセン州協会と沖縄県協会の草の根交流に発展している。
Dドイツを見ることらよって、日本の青少年問題の本質を見ることができる。
Eドイツを視察することによって、日本のユースホステル運動の盲点を見られる。
以上、簡潔にまとめてみました。して、これらの体験をもとに、HPを製作し、ドイツのユースホステル事情や青少年問題を多くの関係者に紹介しつつも、デトモルトやザセクセン州を積極的に日本の青少年たちに紹介したいと考えています。
それから、参考になったドイツのプログラムを採用してみたり、ドイツ人向けのHPを作ってみたいと思っています。機会がありましたらドイツ人のボランティアスタッフも採用したいと思いますし、シビルサービス(兵役代用義務)に日本のユースホステルが認められるなら、今の私なら採用を躊躇しないと思います。以前なら外国人スタッフを雇うなんて考えもしませんでしたが、現在の心境は大いに違っています。日独青少年指導者交流事業に参加して一番変わったところは、この心境の変化かもしれません。
序論や本論で、色々なことを書きました。驚いたことや、感動したことや、批判的なことや、蘊蓄めいたことなどを書きましたが、結局、それら全部をひっくるめて、もっとドイツ人を知りたくなったことと、彼らをもっと積極的に受け入れたくなった。この心境の変化。これが一番の収穫であったのではないかと思いました。長々と書きましたが、非常にシンプルな結論に至ったのには、自分にとっても意外な思いがします。
2006年日独青少年指導者交流事業参加者
北軽井沢ブルーベリーYGH マネージャー 佐藤智 |