第1章 序論

■日独交流セミナーに参加して

 第1章 序論
 第2章 本論
   第1節 交流のコツ
   第2節 ドイツの現状
   第3節 ドイツYHの現状
   第4節 セミナーについて
 第3章 結論

第1章 序論

第1章 序論

 今回の青少年指導者交流事業に参加してみて感じたことは、この交流事業は、とても重要であり、今後も継続して続けいくべき性質のものであることを確信しました。というのも、実際にドイツユースホステル協会本部(以下、ドイツユースホステル協会と表記する)に行って、専門家から詳しい情報を聞き出さないと分からないことが沢山あり、それらの情報の一つ一つは、日本に於いては得られない貴重なものばかりだからです。

 例えば、シビルサービス(兵役代用義務)として、日本のユースホステルでボランティアとして働くことが認められるかどうか?という点や、ドイツのユースホステル協会の細かい事情や組織図、ドイツにおける少子化対策や、ユースホステルの現場での働きぶり、プログラム作り、ネオナチの目立ち方と背景および、それについての問題点などは、日本にいては知ることのできない貴重なものばかりでした。そういう意味で、日独青少年指導者交流事業を行う意味合いは、限りなく大きいと思います。

 また、国際交流事業によって得られたパイプの大きさにも感銘しましたし、それによって草の根交流に発展している事実の幾つかにも驚かされました。

 それだけに文部科学省や日本ユースホステル協会に御願いがあります。過去に行われた日独青少年指導者交流事業によって得られたであろう成果を報告書だけではなく、HPなどで広く紹介し、多くの関係者に紹介してほしいのです。

 できれば文部科学省と日本ユースホステル協会が共同して、『日独青交流事業参加者協会』を設置し、未来に交流事業に参加するであろう人たちに情報を提示したり助言を行えるようにしてもらいたいと思いました。財政の厳しいおりなので、それほど予算をかけなくともできると思います。HPを作り、メーリングリストと名簿を作るだけでも良いと思います。その理由は、これから述べる本論を読んでいただければ、理解していただけると思います。
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