■日独交流セミナーに参加して
第1章 序論
第2章 本論
第1節 交流のコツ
交流事業参加のきっかけ
交流事業の本質1
交流事業の本質2
通訳の問題
語学の問題
北海道カボチャ誤訳事件
ギンレイソウ誤解事件
日本愛妻家協会事件
地図が読めない女
ドイツ人を驚かせた事件
交流のコツみたいなもの
第2節 ドイツの現状
第3節 ドイツYHの現状
第4節 セミナーについて
第3章 結論 |
「話を聞かない男・地図が読めない女」事件
つい最近、「話を聞かない男・地図が読めない女」という本が日本で二百万部のベストセラーになり、うちの嫁さんが面白がって読んでいました。
この本は、男と女は脳が大きく違っていて、生まれつき違う行動をする傾向があると言うことを医学的に解明した本で、著者は 男女の基本的衝動の違いを理解すれば、自己認識を深めることができるし、男女間の関係も改善できるという考えを披露しています。いつまでたっても道を覚えないうちの嫁さんは、この本を読んだとたん
「だから女は地図を読めなくてもいいのよ!」
と開き直って「地図読めない宣言」までしてしまいました。
この本が、日本の女性の間で超ベストセラーになった背景は、日本では男と女の体の構造が違うという社会認識があると思います。私の嫁さんのように「地図読めない宣言」する日本の女性は、男性の不得意とする分野(買い物とか)で勝負しますし、そういう勝負に出られたら私はアッサリ降伏することにしています。しかし、これがドイツでは禁句なのでした。
事件は、ドレスデンユースホステルを出発する時におきました。交流事業に参加した唯一の日本女性の方が、ドレスデンで迷子になり定刻になってもユースホステルに戻れなくなかったのです。
その時に私は、「話を聞かない男・地図が読めない女」という本が日本で二百万部のベストセラーになったことを思い出し、私の嫁さんを引き合いに「日本女性は地図を読めない宣言をする」と話しかけたのですが、これがいけなかった。ドイツでは、そういう区別(差別ではない)は禁句であるらしく、私が話をし終わる前に
「日本愛妻家協会の会員のくせに」
と怒られてしまいました。
どうやらドイツでは、こういう話題にはふれることもタブーだったようで、想像以上にフェミニストの力が強いように思いました。根性無しの私は、またもや、くじけてしまいました。しっかり説明する気力が無かった私は、曖昧に誤魔化して話題を終了しました。ここでも私は撃沈してしまったのです。
いったい何度撃沈されればよいのか!
とにかく撃沈された回数は数知れず。
全部、書けばそれだけで本が一冊できあがります。
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