ギンレイソウ誤解事件

■日独交流セミナーに参加して

 第1章 序論
 第2章 本論
   第1節 交流のコツ
     交流事業参加のきっかけ
     交流事業の本質1
     交流事業の本質2
     通訳の問題
     語学の問題
     北海道カボチャ誤訳事件
     ギンレイソウ誤解事件
     日本愛妻家協会事件
     地図が読めない女
     ドイツ人を驚かせた事件
     交流のコツみたいなもの

   第2節 ドイツの現状
   第3節 ドイツYHの現状
   第4節 セミナーについて

 第3章 結論

ギンレイソウ誤解事件

 こんな事件もありました、ザイダユースホステルでのことです。ドイツ側が、日独青少年指導者交流事業の日本での滞在プログラムの写真を持ち出してきて、私たちに写真の説明をしてきました。そして「ギンレイソウ」の写真を見せて、可愛いキノコでしょう?と説明してきたのです。

「ああ、ここでも彼らは誤解している」

 北海道カボチャ誤訳事件のようなケースは、常に起こりうるのだと、あらためて再確認しました。まずギンレイソウは、キノコではありません。花なのですが、葉緑素が無いためにキノコのように見えてしまうのです。そのために別名ユウレイソウとも言われていますが、このような知識は、日本で山登りする人たちなら常識に入る部類の知識です。ですから、これを解説した日本人は、キノコと解説したのではないことは容易に察することができます。

 しかし、ドイツ側が「キノコ」だと誤解した理由も私には分かります。

 このギンレイソウは、葉緑素がないために自分で栄養がつくれません。そこでキノコに寄生して生きています。ですから決してキノコではありません。日本の自然ガイドさんは、そのように説明したに違いないのです。しかし、これがドイツ側に、きちんと伝わってなかったようで、彼らは盛んにギンレイソウの写真を見せては

「キノコだ!」

と言っているのですね。でも北海道カボチャ誤訳事件で苦い思いをした私は、意を決して通訳のヨーコさんに

「正確に言うと違います、キノコではありません。ギンレイソウという花です」

と説明してもらいました。しかし、彼らは私の話を信じてくれてないようでした。ここでも私は撃沈してしまったわけです。もし私に語学ができていれば、キノコに寄生するギンレイソウの生態について説明し、この植物の特徴と別名ユウレイソウの由来についても解説したかったのですが、これも叶わぬ夢でした。
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