■日独交流セミナーに参加して
第1章 序論
第2章 本論
第1節 交流のコツ
交流事業参加のきっかけ
交流事業の本質1
交流事業の本質2
通訳の問題
語学の問題
北海道カボチャ誤訳事件
ギンレイソウ誤解事件
日本愛妻家協会事件
地図が読めない女
ドイツ人を驚かせた事件
交流のコツみたいなもの
第2節 ドイツの現状
第3節 ドイツYHの現状
第4節 セミナーについて
第3章 結論
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北海道カボチャ誤訳事件
ある時、ヒルデさんという大学の先生が、
「このパンプキンは、ドイツ語でhotzukaidou kabocya(北海道カボチャ)と言います」
と説明してくれました。
北海道から来たカボチャなのでしょうか?
「北海道カボチャ」
という日本語が、そのままの発音でドイツ語になってしまっていました。
彼らはカボチャが北海道が原産だと思ってるのかな?と思った私は、波光さんに通訳を御願いし、「カボチャ」の語源を説明しました。「カボチャ」という語はポルトガル語の
Cambodia abobora (カンボジアのウリ)の後半が略されたものであると。
つまりカンボジアが訛ってカボチャになったのだと。
しかし、またしても私たちは通訳に失敗してしまいました。
ヒルデさんたちは、ドイツの「北海道カボチャ」は、日本では「カンボジアカボチャ」と言われていると受け取り、大笑いしたのです。
本当は、ここで説明を失敗したことを伝え、もう一度、カボチャという日本語の語源を説明すべきなのですが、テーブルがあまりに盛り上がってしまったので、気の小さな私たちは日本人グループは、訂正できないまま、すごすごと黙ってしまいました。もし、ドイツに、このような間違った流説が流れていたら、それは私たちの責任ですから甘んじて御批判を受け入れます。ごめんなさい! |