■著名人とユースホステル関連図書
小澤征爾・ボクの音楽武者修行
岩崎和雄・太田大英・スクーター
竹村健一・1500円世界一周
渡部昇一・ドイツ留学記
小田実・何でもみてやろう
金子智一・ウォーキング協会
橋田壽賀子・夢はペアレント
増山道保・宇都宮市長
兼松保一・貧乏旅行世界一周
黒田清・向こう3軒ヨーロッパ
浜村紀道・自転車野郎世界を行く
角田俊・バッハラーさんのホステル
中島正晃・グリンデルワルト便り
辻井重・ヨーロッパYHの旅
庄野真・The世界漫遊記
金井重・シゲさんの地球ほいほい見聞録
真鍋博・一人旅教育
池本元光・自転車冒険
熊沢正子・チャリンコ族はいそがない
種村直樹・鈍行列車の旅
荘司としお・サイクル野郎
五木寛之・青年は荒野をめざす
高橋三千綱・九月の空
司馬遼太郎・街道へゆく
荒牧重雄・世界的地震学者
早川由起夫・群馬大学教授
佐藤嘉尚「金子智一伝」
毛利好彰・旅行ジャーナリスト
小林克己・
山浦正昭・JYH研究員
永吉宏英・サイクリング・ホステリング
糸川民生・74歳がユースホステル一人旅
■ユースホステル協会資料
寄付行為
国際ユースホステル連盟規約
■ユースホステル運動研究文献
■映像化されたユースホステル資料
■リヒャルト・シルマン資料
■日本ユースホステル運動資料
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山浦正昭・JYH研究員
ユースホステルの組織ができて40年が経過しましたが、この間どれだけ多くの人が、ユースホステルのおかげで旅をつづけられたか知れません。今後は、さらにパイオニア精神あふれる、たくましい旅を、より多くの青少年に、ユースホステルを踏み台にして、旅立っていって欲しいと願わざるを得ません。最後にアメリカのルーズベルト大統領の言葉を紹介したいです。
「私は9歳から17歳の誕生日まで、休暇のほとんどを、サイクリングによって、大陸をまわって過ごしましたが、それは私がうけたもっともよい教育でした。広く旅をすればする程、人は単に自分の国にとってだけでなく、全世界にとってのよい市民となるものです。」
(日本ユースホステル協会研究員山浦正昭)
(日本ユースホステル運動40年史より)
山浦正昭
カントリーウォーカー。1943年東京都葛飾区生まれ。日本ユースホステル協会で青少年の野外旅行の研究と指導の後、1983年よりフリーの活動家として活躍中。現在はオンフットワーク代表として、歩く旅人の支援活動に取り組んでいる。カントリー・ウォーカー・山浦正昭さんは40歳から年間1300キロ前後を歩き、60歳になった年に、ついに3万キロを超えました。
「1頭の馬に2人乗るより、2頭の馬に別々に乗るほうがより自由で確実に進める」100組の夫婦がいれば100通りの夫婦がある。私たちのような規格外の夫婦がいてもいいのではないだろうか。私たち夫婦は10年かけて、デンマーク〜フランスのヨーロッパ徒歩縦断を敢行した。
歩きはじめたのは、1993年。私は49歳、パートナーの敬子さんは42歳のときで、まだまだ「ウォーキング」という言葉が今ほど市民権を得ていないころで、海外旅行といえばイコール非日常的な日々を送ることであった(つまりリッチに)。そんな当時に、大きなリュックを背負って、キャンプやユースホステルを利用してヨーロッパ歩きの旅をする私たちはきっと「変わり者」という単語でくくられていたのだろう。しかし、ひとたびヨーロッパへ出向いて歩きだせば、私たちはごく普通のカップルだった。重いザックを背負って、悪天候の日も、険しい山道も、自分の足で歩き通した体験によって、どんな険しい道のりでも「恐れず、逃げず、退かない」という精神が体内に染み込んだようにも思う。
働き盛りの年代を高度経済成長期に通過した人たちが、これからどんどんと高齢者になっていく。年金の問題、介護の問題など、今後予想される社会環境は決してバラ色とはいえない。そんななかでより有意義な人生を送りつづけるための一つの方法として「歩く旅」と取り入れてみてはいかがだろうか。
高齢者に限ったことではない。これから人生を歩んでいくのに、今までのようなコストとエネルギーの浪費をするような方法ではすぐにエンストを起こしてしまう。これからは、もっと地に足をつけて、自分のことは自分で行う「セルフ・ライフ」を心がけなければならない。
夫婦である以上、目標は同じだが、互いを束縛しないで、それぞれが自立して自分の道を確実に進んでいく。そんな生活感を「歩く旅」から感じ取っていただければ幸いである。
夫婦で歩き描いたヨ−ロッパ縦断4000kmより」
山浦正昭氏の著書
1.夫婦で歩き描いたヨ−ロッパ縦断4000km
山浦正昭/新評論2006/06
2.地図を片手に「歩く旅」(生活人新書)
山浦正昭/日本放送出版協会2004/06
3.秩父山里訪歩紀行やまさんの歩いた、見た、考えた
山浦正昭/まつやま書房2003/12
4.カントリ−ウォ−ク(生活実用シリ−ズ)野みち里みち日本の風景を歩く
山浦正昭/日本放送出版協会2002/05
5.歩く道は、ぼくたちの学校だぁ
山浦正昭/新評論2000/06
6.楽しいカントリ−ウォ−クぶらり、のんびり、野道の旅
山浦正昭/ブル−ガイドセンタ−(実業之日本社)1995/12
7.僕らは少年歩行隊泥と嵐をのりこえて十五少年イギリス四〇〇キロ踏破
山浦正昭/やまさんの千里道場1990/03
8.歩く旅・歩く道・歩く人私の歩く旅実践ノ−ト
山浦正昭/ブル−ガイドセンタ−(実業之日本社)1990/10
9.旅は歩くことなり私の歩く旅七〇〇〇キロの実践ノ−ト
山浦正昭/ブル−ガイドセンタ−(実業之日本社)1986/10
10.「歩き」の文化論人間を旅する原点を求めて
山浦正昭/経済界1986/05 |