1996年(平成8)

■日本ユースホステル協会史
■1951〜1960
■1961〜1970
■1971〜1980
■1981〜1990
■1991〜2000
  ☆国際化、情報化、環境問題へ
  ☆1991年(平成3)
  ☆1992年(平成4)
  ☆1993年(平成5)
  ☆1994年(平成6)
  ☆1995年(平成7)
  ☆1996年(平成8)
  ☆1997年(平成9)
  ☆1998年(平成10)
  ☆1999年(平成11)
  ☆2000年(平成12)
  ☆2001年(平成13)

1996年(平成8)

■1996年(平成8) 協会とユースホステル(ペアレント)との連携
 5月にワールドカップの日韓開催が決定し、やや人気が下降気味であったサッカー関係者を喜ばせました。また、歩くことがブームの時代に入り、10月の「全国自然歩道を歩こう大会」では、東京・高尾の中央会場だけでも6,000人という参加者を集りました。9月には、アトランタ・オリンピックが開催されています。
 JYHにおいては組織の再編が進み、地道な整備が目標になります。それはペアレント組織との連携の強化であり、広報刊行物の作成、諸制度の整備、利用者の意思に沿った事業の推進であり、目的を明確に定めて具体的な効果を上げる方向に変わっていきました。

■ユースホステル運用マニュアルを発刊
 YH運動は、現場で始まり、現場から育てられた運動だけに、組織!として盤される速度は遅くなりがちでした。特に生命線になるホステルについては、規則などが決められていても、トータルとして“それがどんなもの”で、手続きや規則は“どのようなものがあるのですか”がまとめられていませんでした。この不足を解決するために、理事長の諮問機関としてホステル委員会がまとめたものが、ユースホステル開設マニュアル『ユースホステルを始める人のために』(15,000円)です。規則や手続きの解説は元より、その歴史や成り立ち、設計や建設、運営に関わるノウハウが解説され、これ以後、ペアレント養成講習会から新規に契約を求める人まで、統一して案内されることになりました。

■論議から実践の時代に
 4月から6月にかけて行われた「全国ペアレント研修会」では、余暇時代に対応して、YHは何ができるのかをテーマに討議が行われ、楽しさを演出するプログラムが各地で紹介されました。また、5月に開催された新潟県六日町の野外活動指導者研修会では、具体的な技術としてパラグライダー実技が行なわれました。10月に行われた第22回全日本ユースラリーにおいても、沖縄で各種のマリンスポーツを楽しむ機会が設けられ、600名の参加者を得て好評でした。

もっと詳しいことを知りたい方は、日本ユースホステル協会(http://www.jyh.or.jp/index2fr.html)へ御連絡ください。

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