■日本ユースホステル協会史
■1951〜1960
■1961〜1970
■1971〜1980
■1981〜1990
■1991〜2000
☆国際化、情報化、環境問題へ
☆1991年(平成3)
☆1992年(平成4)
☆1993年(平成5)
☆1994年(平成6)
☆1995年(平成7)
☆1996年(平成8)
☆1997年(平成9)
☆1998年(平成10)
☆1999年(平成11)
☆2000年(平成12)
☆2001年(平成13)
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1992年(平成4)
■国際マーケティング戦略の展開
この年の大きな事業としては、IYHF「マーケティング戦略」に関わる各種事業が開始されたことです。 新しい活動のスローガンとして、「HOSTELINGINTERNATIONAL」のロゴが発表され、国際間のホステル予約システム(IBNシステム)が稼働を始めました。また、各国では施設のレベルを決める「星マーク」移行が検討され、JYHもこれに取りかかることになります。この星マーク導入は全国のペアレントに大きな関心を呼び、9地区で開催された全国ペアレント研修会には、288名(出席率71%)という多くの参加が見られました。
また具体的作業としては、10月にこの問題を審議するホステル委員会(委員長・渡部恵)が開催され、評価の仕方、YH評価のランク付けが議論され、その第一歩として「施設のレベル」にポイントを置いて判断をすることで一致しています
■ホステル予約システム・lBNシステム
国際間の予約システムを構築するため1992年の2月にIBN(International Booking Network)の準備が開始されました。7月には代々木YHにおいて試験作動が開始され、9月1日から正式に受け付けを始めています。当初まず、16力国、48YHを対象に即時予約が可能になり、日本では東京・代々木YHと京都YH協会で運用が開始されました。このシステムは、まず世界中のゲートウエーホステルと、特に稼働率の高いホステルが加わり、ホステルに行けば、そこから先は、電話やファックスなどで次のホステルが予約できるネットワーク作りでした。
■直営YHの充実強化
この時期、世間では、企業、個人を問わず、設備投資が盛んに行なわれました。JYH直営でも、平成3年度に「おいらせ」「小豆島オリーブ」の2YHが、4年度に「伊勢志摩」「草津高原」「河内長野」の3YHが、5年度に「立科白樺高原」が、6年度に「近江希望が丘」「宇和島」「パイラ松島・奥松島」の3YHが、さらに、7年度には「那覇国際」および「北湯沢」の2YHと5年間で計11ヵ所の直営YHが急ピッチで改修または改築オープンし、JYH直営YHの中心的存在となっています。
■40周年記念式典と記念誌の発刊
JYH創立40周年記念式典が、3月6〜8日の3日間研究集会や理事会などを兼ねて、埼玉県のホテル・ヘリテイジと国立婦人教育会館で開催されました。また、同時に「日本YH運動40年史」が発刊されました。 |