■日本ユースホステル協会史
■1951〜1960
■1961〜1970
■1971〜1980
■1981〜1990
■1991〜2000
☆国際化、情報化、環境問題へ
☆1991年(平成3)
☆1992年(平成4)
☆1993年(平成5)
☆1994年(平成6)
☆1995年(平成7)
☆1996年(平成8)
☆1997年(平成9)
☆1998年(平成10)
☆1999年(平成11)
☆2000年(平成12)
☆2001年(平成13)
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1995年(平成7)
■1995年(平成7) 阪神・淡路大震災で関西27YHが救援体制を敷き対応
1995年(平成7)1月、関西に激震が走りました。17日に発生した大地震は神戸の中心街を襲い、死者6,000余人を出す大惨事になりました。後に「阪神・淡路大震災」と呼ばれる悲劇です。大阪YH協会内に現地対策本部を設置し、関西地区の24YHが救援体勢を取り、被災者の受け入れにも当りました。また義指金の受付も各地で行われ、海外のYH協会からも多くの支援が届けられました。3月には、オウム真理教による地下鉄サリン事件が発生し、松本サリン事件と共に、社会を恐怖に陥れています。
■再構築を目指す取り組みを開始
2月の理事会で、兼松理事長のあとを受けて長谷川純三が理事長に就任しました。
しかし、直営YH建設などで累積した借入金は膨大な金額に上り、逼迫した財政基盤、会員の減少など難題を抱える中の厳しいスタートとなりました。
長谷川理事長が就任後最初に取り組んだのが、直営YHの改善と見直しでした。施設ごとの「責任分担制」のもと、利用促進対策、累積赤字解消対策、サービスの向上など、職員と一体となって取り組みました。その結果、平成12年までに3軒のYHが閉館となり、運営委託された直営YHは、ルベシベ、サロマ、美幌、小清水、室蘭、おいらせ、甲府、宇部、宇和島、平戸口、五島三井楽、国見など12カ所に及んでいます。
■実技重点の野外活動指導者研修会を開催
文部省と野外活動団体協議会共催による野外活動指導者研修会は、この頃から方向転換されてきました。特に実地の技術を身につけて、現場で役立つ人材を育てる方向が顕著になりました。そのため研修会の、どのパートに参加していても、専門の枠を超えたアウトドアスポーツを身につけることが可能になりました。
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