■日本ユースホステル協会史
■1951〜1960
☆協会発足にいたるまで
☆日本初のユースホステル
☆日本ユースホステル協会の誕生
☆日本ユースホステル協会設立
☆グループの誕生と行事の活発化
☆国際YH連盟への加盟
☆公営ユースホステルの建設
☆事務所移転と直営YH誕生
■1961〜1970
■1971〜1980
■1981〜1990
■1991〜2000
|
グループの誕生と行事の活発化
昭和29年(1954)ごろからは会員活動もめざましい動きを示し、ホステリング参加者を中心にした各種グループが誕生し、協会行事運営の中核となり、またこれがその後の会員増加に大きな貢献をしました。
昭和30年6月、机一つで間借りをしていた銀座の東光石油内の協会事務所が、交通の便の良い丸ビル6階に移転し、関係者、会員の往来が多くなりました。通称「うなぎの寝床」といわれた細長い6坪程の部屋でした。そしてボランティア中心で動いて来た協会も、業務がふえるにつれ専従者が必要となり、日青協青年団研究所長を退職した横山ほか3名が常勤となりました。
全日程10日間の画期的な第一回北海道ホステリングが行われたのも同じ年でした。当時、北海道へ行くことは、現在の海外旅行にも匹敵する旅でしたが、この長期ホステリングの成功がモデルとなり、後年の海外ホステリングへと発展して行きました。
関西ユースホステル支部懇談会の開催(昭和29年7月)を皮切りに、北海道をはじめとする各都道府県協会の発足活発化(昭和30年)、第2回ホステル管理協議会開催と「ホステル規定」の設定および、東京小金井浴恩館から伊豆大島へ移動しながらの第一回ユースホステル指導者講習会(昭和31年11 月)、全国67ヶ所ホステルを紹介した日本ユースホステル協会ハンドブック第一号発行(昭和31年4月)、財団法人の認可(同年7月)、第一回アジア地区ユースホステル 会議の開催(昭和33年4月)、文部省共催のユースホステル指導者講習会(昭和34年7月)、第一回ユースホステル 管理者講習会(同年11月)、さらに全ホステラーが待望の「若人の祭典、第一回ユース・ラリー」の開催(昭和35年8月、兵庫県宝塚市)等々、日本のユースホステル運動の根幹的な行事や施策が年々企画・実施され、それらのすべてが根づいて、つぎの飛躍・発展の時代に引き継がれていきました。
|