この脇野沢ユースホステルは、私が最も気に入っているユースホステルです。なぜならばネイチャーユースホステルの走りだからです。ここのマネージャーは、ニホンザルの写真家で、私はここに泊まってニホンザルの写真を撮ったものです。といっても私が泊まったのは30年以上前ですが、その当時はカモシカなんかいなかったですが、今じゃカモシカが、うじゃうじゃいます。こういう立地は、北軽井沢と脇野沢くらいでしょう。
私が東北で好きだった3大ユースホステルは、この脇野沢ユースホステルの他に大間崎ユースホステル・尻屋崎ユースホステルの3軒でしたが、大間崎ユースホステルも尻屋崎ユースホステルも今はありません。脇野沢ユースホステルだけになってしまいました。この3軒のユースホステルは、いずれも不便なところにあり、素朴な人情が残されている場所にありました。で、下北半島にあるのも偶然では無いのでしょう。私は下北半島が好きなんです。あと下北半島は、松浦武四郎や菅江真澄の旅した場所でもあります。
ちなみに松浦武四郎も菅江真澄もアイヌについて膨大な記録を残していますが、両者の記録は相反する内容です。松浦武四郎は、和人たちのアイヌ虐待を訴えるものが多いですが、菅江真澄の記録にはみられなく、アイヌが伊勢参りした話しをユニークに語っています。この菅江真澄は、1年半もの間下北に滞在していて、冬ごもりしている寺や周囲の様子や、植物や鉱物を詳しく記述し、修行者の儀礼を記録しています。
ちょっと歩けばカモシカが見られる。
このくらい野生動物が多い地域にあるユースホステルは、北軽井沢と脇野沢くらいだと思います。
〒039-5332 青森県むつ市脇野沢瀬野川目41
TEL:0175-44-2341
FAX:0175-44-2341
ホームページ(リンク)
http://wakinosawa.com/
http://www.jyh.or.jp/yhguide/touhoku/wakinosa/
詳細地図
http://www.jyh.or.jp/yhguide/touhoku/wakinosa/map_g.html
収容数
30人
宿泊費 3100円
食事 朝食525円 夕食945円
ビジター宿泊費は600円増し。
休館:
12月30日〜1月3日
これが玄関です。
この写真をみれば、ネイチャー系であることが一目瞭然。
わかんが、こんなにいっぱい。
マネージャーさん。写真家でもあります。
廊下に単眼鏡が!
設備はこんな感じ。
星は二つになっていますが、ちょっと厳しいですね。
星マークは、あくまでも一つの目安でしかありません。
ここは、決して施設は悪くないと思います。
もっと詳しい施設の写真は、こちらをクリックしてください。
http://wakinosawa.com/YH/YH.html
もう一つ言うと、このユースホステルは、観光というより
自然を楽しむ滞在型のユースホステルですね。
じっくり時間をとって泊まりたい。
不便なところにあるので車もあった方が良い。
食事も美味しい。これは夕食。
これは朝食。
【日本ユースホステル協会のサイトより】
1965年に開設した歴史あるユースホステルです。海山と同時に見ることのできる場所に立っており、自然と親しめる所です。なかでも、世界で最も北にすむサルや特別天然記念物ニホンカモシカと出会える所でもあります。東北自然歩道をのんびり歩きながら、森の中のニホンザル・ニホンカモシカ観察にはあ最適です。夏は仏ヶ浦まで観光船も就航し、海水浴も楽しめます。時間をたっぷりとって、青い森を歩いてみませんか。
交通: 大湊線大湊駅からバス脇野沢行き 脇野沢下車 徒歩10分
蟹田−脇野沢間フェリー、および青森ー脇野沢間定期船有り